2010年7月19日月曜日

『壁との闘い、壁との対話 1 』 〜よこはま開港150周年壁画(2009.8)


 いよいよ梅雨が明け、夏本番となりました。
この暑さで思い出さずにはいられないのが、昨年夏に奮闘した「よこはま開港150周年記念壁画」の制作です!
ちょうど1年前の725日〜83日、小・中・高校生84名+指導者・スタッフ総勢約110名で、暑さと雨にも負けず巨大壁画を完成させました!!
 
 与えられた壁面の環境や状況=「壁の条件」が毎回違うということは、壁画制作の醍醐味であると同時に、最大の困難でもある言えます。そのため、実行前に「壁の条件」にどうやって対処するか、試行錯誤が繰り返されます。

  「よこはま開港150周年壁画」を初めて見られる方は、見上げるとあまりの高さに子ども達がどうやってあの高さまで描いたの??」と不思議に思われるかもしれません壁画の全体構成と周りの景色との調和のため壁面をフル活用し、4段もの足場を組んでの制作となりました。そして安全確保のため、子ども達はヘルメットと安全ベルトを着用し、絶対に悪ふざけをしないという硬い約束のもと、制作に励みました。これも「壁の条件」を克服するための策でした。そして、本当の意味での壁との闘いはここから始まるのでした‥(つづく)