2010年11月9日火曜日

「小さな造形の旅〜ガラス制作体験」


夏の猛暑の影響か、今年は紅葉の色づきが遅れているようです。
紅葉をはじめ、秋は楽しみが盛り沢山の季節ですね。


これまでスケッチの旅など、定期的に開催してきたICFAの行事ですが、今年の秋は「小さな造形の旅〜ガラス制作体験」を企画しました。

窓ガラス、電球、眼鏡、鏡、など、ガラスは私たちの身近に存在するのに、美しく透明で繊細なガラスという素材は、不思議な魅力を持っています。

家のグラスを集めてみただけで、ガラスの不思議がいっぱい詰まっています。
複雑なカットが入ったガラス。
色がついているガラス。
色の模様が入っているガラス。


このようにしてガラスのことを考えてみると、身近な素材であるガラスについて知らない事が多いことに気が付きました。

ガラスはどうして透明なんだろう?
ガラスは実は固体ではなく「液体」だというけど、本当?
ガラスはなんで割れるのか?
ガラスをふくらませるって、どういうことかな?

ガラスに関する本を読んでみると、今は私たちの日常に溢れているガラスも、およそ五千年前人類が初めてつくった物質で、昔は大変貴重で高価なものだった。美しいガラスをつくる技術はその国の富を示したものとのこと。



今回のガラス制作体験の副題のとおり「さわってみよう!ふくらませてみよう!ガラスってどんなだろう?!」いろんな疑問を、創造活動をとおして体験します。また、工房でガラス制作を体験出来るだけでなく、なかなか見ることが出来ない作家さんの制作現場を覗けるのも、この企画の楽しみの1つです。

ICFAは未来を担う子ども達に、豊かな創造体験の機会をつくる活動を行っています。バーチャルな体験が多くなってきている現代の子どもの世界。実際に素材に触れてみて感じること、自分でつくってみることで感じること、そういったものがとても大切な体験になると考え、このような機会を提供していきたいと思っています。

残念ながら今回参加出来ない方の為にも、ブログで「小さな造形の旅〜ガラス制作体験」の報告をいたしますので、こちらもお楽しみに!