2011年12月26日月曜日

『ニュージーランドに向けての作品制作ワークショップ』

賑やかなクリスマスが終わり、街はすっかり年末の雰囲気ですね。
いかがお過ごしでしょうか?

『ニュージーランドに向けての作品制作ワークショップ』いよいよ来年1月15日に開催となります。申込締切は、201218日(日)までとなります。お申し込みお待ちしております!

ニュージーランドの特色や日本の象徴を取り入れ、交流の心を伝えながら、画家・児童絵画心理研究家の西森禎子を中心に参加児童の創造力を導き、作品制作をおこないます。完成した作品は、2012年にニュージーランドにて開催予定の児童画交流展に展示いたします。記念すべきこのイベントにぜひご参加ください!


日程:  2012年1月15日(日)

時間:  午前の部 10:00-12:30 /午後の部 13:30-15:30
  ・年長(5歳児)~小学生2年生:午前の部参加
  ・小学生3年生~中学生:午前と午後の部を通しで、両方参加

会場:横浜市市民活動支援センター 4F ワークショップ広場
         (横浜市中区桜木町1-1-56 みなとみらい21クリーンセンタービル/ TEL 045-223-2666)
            *JR線・横浜市営地下鉄線「桜木町駅」から徒歩 7分 
   * みなとみらい線「みなとみらい駅」から徒歩10分
  
定員・対象:50 / 年長(5歳児)~中学生

参加費:1,000

持ち物:各自お持ちの水彩絵の具一式 
(園児はクレヨン、クレパス持参可)
 ※画用紙はこちらで用意します

申込・お問い合わせ:
参加ご希望のかたは
1.参加者・保護者氏名(ふりがな)
2.年齢(学年)
3.住所
4.電話番号
を明記の上、Eメール(icfa.yokohama@gmail.com)、
又は、FAX(045-413-2339 子どもアトリエ)でお申し込みください。

※応募多数の場合は抽選となります。
※お申し込みいただいた方には、追って詳細をご連絡いたします。

主催:国際児童親善友好協会
後援:ニュージーランド大使館
協力:日本ニュージーランド協会  NPO法人もあなキッズ自然楽校




会場地図 

2011年12月17日土曜日

合同研究会発表のご報告

1210日(土)池袋にある帝京平成大学のキャンパスにて、日本ニュージーランド協会・日本ニュージーランド学会による合同研究会が開催されました。

日本におけるニュージーランド研究が盛んになるよう、定期的に開催されているこの合同研究会に、ICFAの西森禎子名誉会長が『世界のこどもの心を鷲づかみ!~ニュージーランドにおける児童壁画交流の試み』というタイトルで発表をおこないました。

スライドでは、画家としての活動、40年前にさかのぼる壁画交流の原点、ICFA立ち上げの経緯、児童絵画心理、過去の交流の紹介を行い、笑いあり、涙あり、の思い出深いエピソードの披露。また、これからニュージーランドでの交流に向けての意気込み、など情熱のこもった発表となりました。

特に西森先生の発表の中で印象的だったのは、のちにICFA設立のきっかけとなるハンガリーで1977年に開催された「日本、ハンガリー児童画合同展」のエピソードでした。訪れたハンガリーで子供たちと過ごした様子、当時の共産国の中にもかかわらず、笑顔あふれるこどもの様子など、写真をとおして貴重な体験を共有することができました。
また、1988年上海での壁画交流の際に、完成披露直前に日本人の子どもが描いたお城の絵に×印の落書きをされてしまった事件のエピソードでは、国と国との過去のいさかいがずっと人々の心に根ざしてしまうことの悲しさ、けれども落書きを必死に消そうとした中国人の先生の想いに、傷ついたであろう子供の心が少し癒され、個々のつながりが未来への希望となること、言葉をつまらせながら発表する西森先生に会場の参加者たちの心も揺さぶられました。

色とりどりの子供たちの創造の世界。
国を越えて造形美術をとおして、子供たちの交流を図る活動。
西森先生の熱く発せられる言葉が聞く者の心を鷲づかみにする、芸術家らしい発表だったと思います。

スタッフでも、断片的に聞いていたエピソードや、部分的には知っている活動もありましたが、今回改めて古い資料を掘り出した中で見つかった過去の交流の写真などでは、やはり百聞は一見にしかず、とても心をゆさぶられるものでした。

ICFAの活動は、ものすごく大きなことではないかもしれないけれど、一人一人の子供の心に、小さくても確実に種をまいてきた活動。世界中の子供たちの心に、これからも国を越えた未来への種をまいていきたい、そんなふうに感じさせてもらいました。




遠いところ、ICFAの会員の方が多数駆けつけ下さいました。
次号のICFA通信にて、ご報告出来ればと思います。