2011年4月29日金曜日

ICFA通信 Vol.18完成のお知らせ

満開の桜が見事な美しさで散り、新緑がまぶしい季節がやってきました。皆様、いかがお過ごしでしょうか?


臨時号として急遽制作いたしました、ICFA通信 Vol.18が完成いたしました!

いままで青を基調としてきたICFA会報や通信のデザインですが、今回は「復興を願う、この様な状態の日本の中で、こども達の未来を信じ、こども達を創造活動をとおして応援しようという強い意志をもったICFA通信にしたい!」というメッセージを込めて、ビタミンカラーである、オレンジ色をデザインに投入しました。文章、写真、色彩の持つ力を集結させ、皆様に元気と活動に向けてのメッセージをお届けするICFA通信を目指しました。

紙面スペースの都合上、通信に掲載ができなかった「編集後記」をお届け致します。

[Editor's Note 編集後記]
今回も多くの人の力で、ICFA通信を完成させることが出来ました。若手中心で制作を進め、今回初めて宮部美知子さんがデザインを担当してくれました。イゲタミレイさんとは、何を一番に伝えたいのかじっくり話し合い、元気な紙面作りを目指し全体の構成を決めました。また、名誉会長の西森禎子先生はじめ、ICFAをサポートしてくれる方々にアドバイスを頂き、最後の詰めをおこないました。震災の影響が続く日々ではありますが、ICFA通信の制作をとおして、ICFAの活動を元気に進めていきたいと改めて思いました。(ICFA会長 武田郁子)

震災の後すぐの通信、明日の状況がまったく読めない中でしたが、いかに皆様に元気をお届けできるか、わたしたちの決意をお伝えできるか、がんばりました。まだまだ、不安の多い日本ですが、ICFAらしく、夢を追いかけて、こどもたちと共に明るい未来をつくるべく活動していきたいと思います。(ICFA理事 企画・制作 イゲタミレイ)

元気な明るいデザインをと考えて作成しましたが、子供達が楽しそうに取り組んでいる写真を見て、私も楽しい気分になりました。子供達のパワーはやはり素晴らしいですね。(デザイン 宮部美知子)


2011年4月2日土曜日

ただ今、ICFA通信準備中です




このたびの東北地方太平洋沖地震による各地での甚大な被害に、心を痛めるばかりです。みなさまの中にも、あるいは、ご関係の方々にもこの被災が及んでいるのではと思慮しております。被災地の皆様に心よりお見舞い申し上げます。

この度の震災の影響が続く中ではありますが、このような時だからこそ、ICFAにしかできない活動があると信じ、今年度も未来を担う子どもたちの創造力を育む 活動・交流により一層の力を注いで参りたいと考えております。次回のICFA通信は臨時号として発行を予定しており、ただ今編集作業を進めております。

今年の桜も少しずつ咲き始め、春はもうそこまでやってきているのを感じます。春本番を向かえる4月に、皆様に元気なICFA通信をお届け出来るよう、がんばります!


2011年2月9日水曜日

冬に訪れる、よこはま開港150周年記念壁画

春の気配を感じる暖かい日と、真冬のような日が交互にやてくる2月ですね。いかがお過ごしですか?

今回は久しぶりにぽかぽか陽気に誘われて、「よこはま開港150周年記念壁画」を観に出かけました!
昨年7月のブログで壁画制作の様子をお伝えしたとおり、20098月に開港150年を迎えた横浜の記念として、横浜市神奈川区に完成し、小・中・高校生84が参加した、タテ7m×ヨコ47mの巨大壁画です。


神奈川スケートリンクの壁面に制作され、隣接する反町公園の自然と調和した美しい壁画です。四季をとおして楽しめる豊かな自然環境、横浜の歴史の象徴的な場所に「よこはま開港150周年記念壁画」が完成したことは、本当に素晴らしいことだなと、今回壁画を訪れて改めて感じました。

壁画と隣接する反町公園は、木々が公園全体に広がる穏やかな場所で、市民の憩いの場所として親しまれています。冬の日に太陽の温もりを探し求めて、愛犬と散歩する人や随所に置かれたベンチで腰を下ろしてのんびりとくつろぐ人の姿がありました。また、冬の寒さもへっちゃらな様子で、壁画に近い広場や噴水のまわりは元気に遊びまわる子どもたちで賑わっていました。広場では、神奈川スケートリンクの小さな生徒さん達が、そろって回転ジャンプの練習をしていました。




まるで置物のように整列した鳩たち(笑)も、公園の花壇でひなたぼっこ中でした。


広場の周辺の花壇はきれいに手入れされていて、寒さに負けず冬の間花を咲かせるパンジーやデイジーが公園に彩りを与えていました。


あまり知られていないかも知れませんが、反町公園は横浜の文化と歴史の象徴的な場所なのです。公園の近くには、横浜開港時のアメリカ領事館として使用された本覚寺や、フランス領事館として使用された慶運寺が近くにあります。
また、1949年に神奈川県と横浜市共催でおこなわれた「日米貿易博覧会」の開催地として活用されました。博覧会閉会後は演芸館が神奈川スケートリンクに、その他のパビリオンが横浜市役所市庁舎となり、約10年にわたって市の中心となったそうです。その後市役所が関内に移転し、現在では神奈川区役所が隣接しています。周囲はビルなどが建ち並ぶ市街地ですが、その中にあって比較的広い公園であるのは、このような横浜の歴史が関係しているからなのです。まさに、横浜開港150年を祝うのに相応しい場所なのです。


散歩の途中、壁画を楽しむ様子
現在ICFA2013年の春の実現を目標に取り組んでいるニュージーランドでの児童合作壁画交流も、この壁画のように子どもたちの創造活動や交流に相応しく、また多くの方々に楽しんで頂ける環境で実現できるように準備を進められればと、スタッフ一同思っております。

2011年1月19日水曜日

イベント報告「小さな造形の旅~ガラス制作体験」Part4


寒い日が続いていますね。
年が明けて2011年となってしまいましたが、引き続き昨年11月23日に行われた「ガラス制作体験」Part4をご報告いたします!

温かい豚汁に心も体もほかほかになったお昼の休憩後は、制作体験に戻る前に、ガラス&革作家の野口和美さんのアトリエを覗かせて頂きました。普段見ることのない専門の道具が並ぶ作家さんの制作現場を見れるのは貴重な体験です。これはなんの道具だろう?何に使うの?という素朴な私たちの疑問にも、野口さんは応えてくれました。




私たちが普段使っている布用のミシンとちがい、厚い革を縫えるよう皮革用のミシンです。
革を滑らかにしたり、切ったりする、たくさんの珍しい道具が並んでいます。


皮の工房見学のあとはチームを交代して、制作の続きを行いました。
チーム1はエングレービング制作に挑戦!
いつも沢山絵を描いているこどもたちは、描き始めるのもスムーズ、いったん描き始めると集中してどんどん仕上げていきました!


チーム2は、吹きガラスに挑戦!
こどもより大人のほうが緊張した面持ちで作業にあたっていました。温度や危険が実感できる分、緊張するのでしょう。見学時間が長かった分、形にこだわりも出てきて、丁寧に形を作っていきました。

名誉会長の西森禎子先生も制作に取り組みました。

見るのとやるのでは大違い!こわごわした手つきでの制作。

そして最後に、イゲタ先生が吹きガラスの制作を行いました。
その素早く見事な手つきに、参加者一同食い入るように見学しました。

あっという間に時間が過ぎて、気が付くと外は地平線に沈む夕日が!
都会ではなかなか見れない、雄大で素敵な景色でした!

日が暮れる頃にはiGLASS STUDiOのもう一人のボス(?)あずきちゃんともすっかり仲良しに♪

作品が完成して、笑顔で最後に集合写真をぱちり!
五十嵐さんから、『みなさんとても興味津々で、楽しんでくれましたね!』と喜びのメッセージを頂きました。

そしてこちらが後日届きました、吹きガラスの作品です!
どれも個性的で、輝いています。

盛り沢山の1日で、報告がPart4にまで渡る報告となってしまいました。
今回のガラス制作体験の副題のとおり「さわってみよう!ふくらませてみよう!ガラスってどんなだろう?!」いろんな疑問を、創造活動をとおして体験することができました。このような活動を継続して、ICFAは未来を担う子ども達や応援者の方々に、これからも豊かな創造体験の機会を提供していきたいと思っています。

2011年1月9日日曜日

2011年新年のごあいさつ


あけましておめでとうございます。

2010年は会員の方々はじめ、たくさんの皆様のご協力を得て、4月にはICFA創立30周年のパーティー、6月にはICFA通信の発行、10月には「アトリエZERO」展覧会のワークショップ、そして11月には「小さな造形の旅」で、初のガラス制作体験を行いました!

ICFAの30年に渡る活動と西森先生の意思に共感し、新しく若手が西森先生と共にスタートしたこの1年を振り返ってみると、山あり、谷あり、本当に盛り沢山の年でした。熱い想いで取り組んだもの、様々な事情で実現できずに終わってしまったものもありました。ひとつひとつが、貴重な経験で、今後のICFAにとってよい糧となるであろう、学びの一年でもありました。

さて、2011年はいよいよ、2013年の春の実行を目指して、壁画総指揮の西森禎子先生と共に、ニュージーランドでの児童合作壁画交流に向けて本格的に活動を推進していきます!

その他、新生ICFAならではのものにも挑戦していきたいと思っております。

本年も国際児童親善友好協会をどうぞよろしくお願いいたします。

2011年初日の出(横浜湾)

次回は引き続き、「小さな造形の旅~ガラス制作体験」の報告Part4をお伝えいたします!

2010年12月27日月曜日

イベント報告「小さな造形の旅〜ガラス制作体験」 Part3

チーム1が吹きガラスに挑戦している間、チーム2は「エングレービング制作体験」に挑戦しました!
先端部分に小さなダイアモンドの粒が付いたリューターという機械を使って、既存のグラスを削って絵を描きます。


どんな作品が出来るかな!?
まずは機材の使い方を、イゲタ先生や野口先生から教えて頂きました。


こちら、サンプルとして飾ってあった、工房のオリジナル作品。


ガラスの器に観葉植物を入れ、『iGLASS STUDiO』工房の絵とそのまわりの自然が、ぐるっと一周に描かれている、ストーリーのある、楽しい作品です!


試し削りを終え、いざ絵を描こうという段階になると、、、
何を描こうかな~!!!!と戸惑いの声が!
そこで、名誉会長の西森先生に、特別指導をして頂きました。
まずは、描く題材を探しに、たくさんの植物がある工房のお庭に出てみました。視点を変えてみると、絵のアイディアがたくさんみつかりますね。


ガラスの器に下書きをして、いよいよ本番です。やってみると、歯医者さんの機械のように、キィーキィーと音をだして、ガラスを削ります。その線がなかなか思い通りにならないので、これが結構難しいのです!その分、柔らかい線が描けて、出来上がってみると、どれもすばらしい作品でした!


両チームの制作体験が終わった頃、お昼ご飯の用意がちょうど終わり、みんなでお昼の時間です。野菜たっぷりの豚汁、おにぎり、サラダ、柿を用意し、いただきます~!


大人気だった、豚汁。冷えた体が暖まりました。



おいしいお昼ご飯を食べて、引き続き午後の制作も頑張ります!
次のブログ記事では、チームを交代して行った、制作体験の様子をお伝えいたします!

2010年12月20日月曜日

イベント報告「小さな造形の旅〜ガラス制作体験」 Part2

デモンストレーションで、ガラスの変化を見学したあとはいよいよ2チームに分かれて制作体験に入りました!

チーム1は、吹きガラス体験に挑戦!
まずは、どんな作品を作りたいか、五十嵐さんとイゲタさんに相談です。
吹きガラスの完成作品のなかから、自分のイメージしている形や色の希望を伝えます。
イメージした色ガラスを準備して、いよいよ溶解炉よりガラスを巻き取ります。

800度で溶けて真っ赤に光っているガラスの中に竿(さお)をいれ、ゆっくり回転させます。
溶解炉の中はとてもまぶしく、また立っているだけでも熱がムンムンと伝わってくるので、素早い作業が求められます!
みんな、緊張しながらも上手にガラスを巻き取っていました!



竿(サオ)に巻き取ったガラスが熱いうちに、「溶解炉」の横に設置された分厚い金属のテーブル「マーバー」の上に、事前に選んでおいたフリット(色ガラスの粒)を巻き取っていきます。ガラスにガラスの粒を巻き取るのですが、例えるなら、小さなお菓子のつぶつぶを、水飴に巻き込んでいくような、感じでした。



フリットの粒はたくさんの色がありました。

フリットの粒を巻きとった後は、元々のガラスの下玉と温度が均一になるように、あぶり直します。
こうすることで、埋め込まれたガラスの粒が透明なガラスと一体化するのです。



そして、十分にガラスが熱くなったところで、作業をする「ベンチ」に座り、「紙リン」という水にひたした新聞紙を片手に持ち、ガラスの形を調整します。新聞紙と聞いて、熱くないかな!?と、一瞬心配しましたが、ちゃんと折り方まで決まっていて、分厚い布のように頑丈なので、まったく熱を通しませんでした!


五十嵐さんのリードで、「吹き竿」から息をいれて、ガラスをふくらませます。
みんなドキドキしながら、慎重に、時に大胆に息を吹き込んでいきます。
柔らかいガラスが重力で下に垂れてしまわないように、形が均等になるように、「吹き竿」を五十嵐さんが回転させてくれています。


十分に息が吹き込まれたところで、こんどは「はし」という鉄の道具でくくり、くびれを作ります。
これがのちに竿を取り替える(違う竿に移しかえる)時に重要となるのです!



作りたい形がなが細い場合は、重力を利用して、竿を下に向けてもっていることで、柔らかいガラスはどんどん下に伸びていきます。こんな風に、竿を持つのです!!!


そして、最後に「パドル」という木の板を押し当てて底になる部分を作り、下半分がイメージした形になったかどうかチェックします!



イメージどおりになっていれば、めでたく下半分が終了です。

下半分が出来上がったものをこんどはポンテ竿という穴のあいていない棒にガラスを少し巻き取ったものをつけ、
竿渡しをします。(竿を交換し、今度は上半分を作業するためです)
底にポンテ竿をつけたら、「ピンサー」という大きなピンセットのような道具を水につけ、先ほど作ったくくりめに水を垂らします。(こうすることで、ガラスのこの部分に大きな歪みを作るのです。)


水を垂らしたあとは、ピンサーで竿を”コツン!”とたたくとあら不思議!!、くくりめからガラスがパカっと割れて、ポンテ竿のほうに移りました。

今度は割れた口を火であぶり、やわらかく溶かしていきます。適度な柔らかさになったところで、今度は「はし」を口にいれ、徐々に広げていきます。

少しつづ口の形が変わり、自分のイメージした形に近づいたかどうかを判断します。無事にイメージしたものの形になったところで完成です。



完成後は徐冷炉という、電気炉の中にいれ、丸一日かけて常温までゆっくり冷まします。


明日の夕方に無事にみんなのつくったものができあがっているか、ドキドキです!!こうして、行程を書き出してみると、こんなにたくさんの作業があったのかと驚きます!でも、やっていると作業は一瞬なんですよ。

次回の記事では、エングレービング制作体験の様子をご報告いたします!