先日ご案内した iGLASS STUDiOの五十嵐智一さんの展覧会に行ってきました!土曜日の代官山・恵比寿近辺ということもあり、街は大変にぎわっていました。
にぎわっている街を少し入ったところにある ギャラリー空の箱。
5月にオープンしたばかりのピッカピカの新しい空間。
ギャラリーの入り口を入ると、心地よい木のぬくもりを感じるエントランスがあり、そこを挟んで左右二つの空間に分かれていて、その一方が五十嵐さんの展示でした。そしてもう片方は、磁器で食器をつくられている森岡希世子さんの展覧会。
双方が完全に隔たれているわけでもなく、かといって一つの空間での二人展、という感じもなく、まるでルームシェアをしているかのようなお互いの雰囲気が感じられる、とても心地よい空間でした。そして、そんな新しい空間にぴったりの、白を基調にした、猛暑を忘れさせてくれるさわやかな作品展示でした。
iGLASS STUDiOは、千葉県成田市にあり、先の東日本大震災でも被害を受けた地域でもあります。お話ししている中で、幸いガラスを溶かす溶解炉(内部は800度から1300度にまでなります)は火を消していたため、大事にいたらずに済んだそうですが、過去につくった大事な作品が沢山壊れてしまい、消失してしまったそうです。五十嵐さん、奥様のガラス&かばん作家の野口和美さん、かわいい黒いパグのあずきちゃん、皆さん無事で本当に良かったと思いました。
展覧会では、吹いたガラスから削りだした独特の質感をもった花器、白く淡いもやのかかったような食器、よく見るとまだら模様の平皿など、ステキなものが沢山ありました。夏にむけて、とてもモダンな風鈴もありました!これからの暑い夏本番を前に、こんな器で、フルーツやお素麺を食べたらステキだな~と思いました。森岡希世子さんの磁器も、とても薄く繊細なフォルムで、すばらしいものばかりでした。
節電節電で、心もゆとりがなくなりがちですが、そういうときこそ、より良いものに囲まれて涼をとり、心だけでも豊かでありたいです。
五十嵐さんは、前回のICFAのガラスワークショップの成功を機に、また一緒に楽しいことをやっていきましょう!とおっしゃってくださいました。こちらもとても楽しみです。
五十嵐智一展は、本日7月6日(水)が最終日です。
(最終日は17時までとなっております。)
展覧会の様子はこちらからもご覧頂けます。
『ギャラリー空の箱店主によるブログ』